【令和4年夏季休診のお知らせ】
日頃より大変お世話になっております。
朝がおクリニックは8月9日(火)~8月15日(月)の間、
休診とさせて頂きます。8月16日(火)から通常診療となります。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。
8/14(日)のみクロンのアプリを通じての佐々木のオンラインカウンセリングを実施致しますが
クリニック自体は休診となりますのでお越しいただいても対応出来かねます。ご注意下さい。
※カウンセリングの予約変更等は8/8(月)までにご連絡をお願い致します。
発達障害のご相談に関しまして
脳の成熟によって形成される心理学的特徴に、生まれつき遅れや極端な偏りが存在する人達がいます。得意なことを生かして日常生活を送れる方もたくさんいらっしゃいますが、不得意なこと(注意力がない、空気を読めない)で日常生活や学校、社会生活に支障が生じることもあり、それを発達障害と呼びます。幼児のうちから症状が現れ、年齢とともに軽くなる事はありますが、その特性はほとんどの方で終生みられます。また個人差がとても大きいことも特徴です。
発達障害には種類があり、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症などに分かれます。ただ、いくつかのタイプの発達障害が重なることもあり、同じ診断のお子様でもまったく似ていないようにみえることがあります。
発達障害は「治療して治すもの」ではありません。その方の特性をご本人やご家族の方が理解し、その方にあったやり方で日常生活を過ごしやすく工夫していくことで、自分らしい生き方をしていく手助けが治療です。そういった支援を行っていくことで、うつ状態、不登校、ひきこもりなどの二次障害の予防していきます。
当院では薬物療法に加え、心理カウンセリングも行っております。
心理カウンセリングは、対話を通して、問題点を明らかにし、具体的なより良い対応法をともに考え、それを実行し、次のカウンセリングの中でそれを評価する、ということを行っていきます。これによって、学校や日常生活における現実的問題に対して、より良い対処法を身に付けて行きます。その他にもご家族の方の本人への関わり方の相談や、認知行動療法などの対応が可能です。
薬物療法では、注意力を増強する、多動性・衝動性を改善する薬を使用していきます。薬での治療は強制することはございませんのでご安心下さい。
※当院ではコンサータ・ビバンセは処方できません。
※療育プログラムやプレイセラピーなどのプログラムはおこなっておりません。
【令和4年度ゴールデンウィークの休診に関しまして】
平素よりお世話になっております。
朝がおクリニックでは下記の日程でお休みを頂くこととなりました。
4/29(金)~5/8(日)
ご迷惑をお掛けいたしますが何卒ご了承のほどよろしくお願い致します。
また佐々木のカウンセリングについては、オンラインのカウンセリングのみ5/1(日)、5/8(日)の2日間実施致します。
ご希望の方は事前のご予約をお願い致します。
クリニック自体は休診となっておりますのでご注意下さい。
その他なにかご不明な点がございましたら、クリニック受付までご連絡をお願い致します。
朝がおクリニック
ダイヤモンドオンラインにて冬季うつ病の解説をさせて頂きました
冬季うつ病(季節性感情障害)とは、秋から冬にかけて、気分の落ち込みが見られる病気です。季節の変化によって、精神症状が発症するので、季節性感情障害と呼ばれています。抑うつ気分のほか、過眠や食欲の増加などの症状が出現するのが特徴です。
日光に当たる時間が少なくなり、セロトニン神経機能が低下することが、原因といわれています。
最近、この冬季うつでお悩みの方からの問い合わせを多く頂いております。
毎年9月以降、寒くなり始めると問い合わせが増加する傾向にありますが、コロナ禍の影響でテレワークやオンライン授業を受けることが増え、外出する時間が減り、日光を浴びる時間が短くなっていることもひとつの原因として考えられます。
毎年秋から冬にかけて、なんとなく調子が悪い、気分が落ち込んでいる、という方はいませんか?
冬季うつ病は、「毎年のことだから・・」、と考え、病気だと気づかない人も多いようです。疑わしい症状のある方は、早めの相談、受診をお勧めします。
ダイヤモンドオンラインにて院長の工藤が冬季うつに関して解説させて頂いております。
ご興味のある方はご一読頂けますと幸いです。
最近なんとなく眠れない気がする・・【コロナ不眠症】って?
2020年に新型コロナウイルス感染症が世界的に広がり、日本でも緊急事態宣言という、過去に例のない生活習慣の急激な変化を余儀なくされました。
その影響で、多くの人が新型コロナウイルス感染への不安・生活習慣の変化から多大なストレスを感じざるを得ない状態になりました。新しい生活様式を送らざるを得なくなり、リモートワークやオンライン学習の導入など仕事や学業にも大きな変化がおきました。このストレスや生活習慣の変化から、「寝付けない・・」「夜中に目が覚める・・」「寝た気がしない・・」など睡眠に悩む方が増えております。また、コロナ禍での生活変化によるストレスに加え、不眠が続くことで精神的な疲労が蓄積し、不安感や抑うつ気分、意欲低下といった『うつ状態』となっている方も多くいらっしゃいます。
・どうして、コロナ禍だと眠れなくなるの?
普段通りの生活を続けていられる状況であれば、体内時計の働きでいつも寝ていた時間に近づくと、自然に眠気が生じます。しかし、新型コロナウイルス感染への不安や、仕事や将来への不安が強まると、不安・緊張状態となり、体が疲れているにも関わらず、脳が興奮状態となってしまい、眠れなくなってしまいます。また、リモートワークやオンライン学習により、通勤・通学で行っていた毎日の運動がなくなり、3密を避けるため、スポーツクラブなどでの運動習慣が減少したことなども相まって、眠りが浅くなる方が多くなっております。
さらに、在宅勤務・在宅学習になり、始業時刻ギリギリまで寝ていることが出来るため、起きる時間が遅くなり、自然な眠りのリズムが夜型にずれ込んでしまったことが、『寝付きの悪さ』につながっていることもあります。
・どうして、不眠が悪化していくの?
だれでもストレスや心配事などをきっかけに、一時的に眠れなくなることはあると思います。ストレスを感じることで交感神経の活動が高まり、興奮状態になってしまうと、寝付きが悪くなったり、寝付けても眠りが浅い状態になり、中途覚醒や早期覚醒をおこしやすくなります。 コロナ禍でストレスが多くなった、と感じる方がほとんどかと思いますが、ストレス発散のための夜ふかしや過度の飲酒、また不適切な服用などを行ったために不眠が慢性化してしまうことがあります。眠れない状態が続くと、「眠れなかったらどうしよう・・・」といった考えが強くなり、布団・ベッドに入ると緊張して眠れない、という悪循環に陥ってしまいます。この不眠そのものがストレスになる状態のことを『不眠恐怖』と言います。
・不眠はどうやって治していくの?
お話をお伺いし、一時的な不眠、もしくは不眠症状としては軽度、と判断した場合は生活習慣の改善を図図ります。不眠の原因となっている生活習慣を改善することで症状が解消され、薬に頼らずとも自然と元の生活に戻れる方もいらっしゃいます。症状によっては漢方や、頓服薬等、必要最低限の薬の処方を行います。
ほぼ毎晩、眠れず、不眠の影響で心身疲労が高まっている場合は、睡眠時間の確保を優先し、不眠の特徴に合わせて適切な処方を行います。仕事がストレス因となっている場合や、業務量が多いことで睡眠時間が削られている場合などは、休職も含めてご相談していきます。ある程度体力が回復したところで、再度今後の働き方の相談や、減薬等の相談を行っていきます。
日常生活のストレスが不眠の原因になり、不眠のために心身の疲労が強まり、疲れた状態で日常生活を行う、という悪循環に陥ると、生活の質が落ち、仕事のミスが増える等の影響を及ぼすこともあります。「眠れない」「朝起きた時から体が疲れている」など、お困りのことがございましたらお気軽にご相談下さい。